未公開話4 [ラジコン]
店のショーウィンドウ??らしき所には「ラジコン飛行場あり」との文字が見える。
入口の前に立つと、手作り自動ドアがガガガガガ〜と音を立て開いた。狭い店内にはガラスケースが置かれ、その中には何だかわからないパーツらしき物が無造作に積み上げられている。うーん、コレ売り物なんだろうか?よく見る模型屋にある売り物の飛行機らしい箱は特に見当たらない。不安に思いながらも、何やらマウント材をエポキシで貼り合わせる作業に集中しているおっさんに恐る恐る声を掛けてみた。「あの〜」(些か声が震えている)「あのー、やってみたいんですけど…」
「何を?」
お?何を…ときたか。何をと言われても、ここにはラジコン飛行機って看板があるし、パーツもそんなだし、実際このおっさんはエンジンマウントを貼り合わせてるじゃ無いか…?ブツブツ…、と頭では一瞬思ったものの
「ラジコンの飛行機をやりたいんです。子供の頃飛行機を作ったことはありますが、飛ばしたことは無いので、飛ばしたいんですけど、一式揃えて頂けますか?」
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・・・
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「飛行機はね…」
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続く…
2018-02-02 19:46
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