重心位置の確認 [F3A]
①正面水平飛行でトリムを取ります。スロットルは普通に演技を行う速度になるような位置です
②背面飛行に入れ、どのくらいダウンが必要か確認します
③ハーフリバースキューバンエイトをやってみて、ハーフロール後の機首の下がり具合を確認します
重心位置 [F3A]
メーカー指定の重心位置が前過ぎる!っていうか当てにならない!て書きましたけど、メーカーさんにも言い分はありまして、訳のわからない身勝手なユーザーからのクレームを避けるための事前対策なんでしょうね。でも一方で正直なユーザーを迷わせることにもなるわけで、頭が痛いことでしょう。確かに、HボーのITさんも途方に暮れてましたもんねぇ~。そんなこともあるのでラジ技2019年5月号の記事に、カシオペアのKさんが重心位置について書かれてるのを、皆さんにも是非読んでおいていただきたいものです。
機体調整 [F3A]
F3A機体の調整についてイロイロなご意見がありますようで、私なりの考え方、方法をメモっておきます。
いうまでもなく前提条件は、ガタ・差動のないスムーズなリンケージと適正な重心位置です。また、いくら調整しても癖を全て無くすことは不可能なので、そこは程度とバランスの問題となります。意外にトリムが取れていない機体も多いので(自分では取れていると思っている)注意が必要です
水平飛行でまっすぐ飛ぶが
①背面飛行でroll方向へ傾いていく
②垂直上昇がpich方向へ倒れる
③垂直上昇がyaw方向へ倒れる
④垂直降下がpich方向へずれる
について、それぞれ考えていきます(^^♪
①背面飛行でroll方向へ傾いていく
F3A機は基本対象翼型ですので、正面水平飛行では主翼は進行方向に対して一定の迎角を持ちます。その状態でroll方向に傾かないようトリムを合わせるのですが、そもそもプロペラ後流やら翼の剛性(もしくはねじれ?)やら、いろいろな力のバランスをとった結果での水平飛行です。背面飛行ではその微妙な釣合いが崩れ、roll方向に傾くことがよくあります。
傾きの修正はエルロンで行いますが、エルロンはニュートラル位置から上げ方向より下げ方向の方が効果が高いのです。例えば背面飛行で機体後方から見て右にrollする癖が出たならば、サブトリムで左翼のエルロンだけ少し上げます(正面状態で後ろから見て)。この状態で正面水平飛行でトリムを取り直します。それから背面飛行をしてまだ先ほどと同方向へrollするならば、更に左翼のエルロンを上げます。そして正面水平飛行でトリムをとって背面にしてrollするか確認します。この作業を何度か行って正面、背面ともRollしなくなったところで、リンケージのロッドの長さを調整しトリムゼロ、サブトリムゼロで先ほど取ったトリムの位置にエルロンが来るようにします
②垂直上昇がpich方向へ倒れる
スタント機は基軸に対して通常モータースラスト0°、主翼取付角+0.5°、水平尾翼取付角0°、カナライザー取付角0°、これで大概トリムニュートラルで水平飛行すると思います。トリムのずれは主翼取付角で調整します。これを水平尾翼取付角で調整しようとすると弄るところが増えますが、その辺はお好みで。トリムの取れたところで垂直上昇をさせて、フルスロットルでどちら側に倒れるか確認します。アップ側に逸れていく場合はモータースラストを-0.2°にセットします。これで足りなければ更に増やします。逆にダウン側に逸れる場合はスラストを+0.2°にしてから調整します。スラスト調整して真っ直ぐ上がるようになったら、水平飛行でのトリムを取り直し、また垂直での癖を調整します。ピッチのトリムは取付角と重心位置にも大きく関係しているので一つ変えたら他に影響ないか必ず確認します。
③垂直上昇がyaw方向へ倒れる
滑走路上を巡航速度水平飛行で往復させラダートリムを完全に取ります。その上で垂直上昇して左右どちらに逸れていくか確認します。どこまでも真っ直ぐ上るようならサイドスラスト多過ぎ。気持ち左に行きそうな感じにしておきます。コントラの場合は真っ直ぐに調整します。上昇中にラダーを左右に振ってやるとドッチに行きがちかが分かりやすいと思います
④垂直降下がpich方向へずれる
どの機体でも程度の差こそあれ、アップ方向へ逸れてきます。これも重心位置との関係が深く、1/2リバースQ8での1/2ロール後の姿勢(ダウンが大目に必要とか)、スピンの入り具合も見ながら重心位置を決め、最後にこのアップ癖はプロポのミキシングで対応します。ミキシングはモーター(スロットル)最スロー時だけ→エレベーターへ3%程度までです。5%以上ミキシングが要るようなら、重心位置の見直しが必要です
スポーツマン演技の大切さ [F3A]
検定会ではステップアップ手段、単なる通過点としか認識されていないきらいがありますが、F3A演技のベースとなるものなので、ほんと疎かにして欲しくないです。検定会でマスターズ持っている人がスポーツマン演技でオール10点取れますか? 私はF3Aがスランプの時、環境が変わった時、機体が変わった時等々スポーツマンを立ち返るべき原点にしています。
演技が単純だから初級?複雑だから上級?
そういうのは無線機器等ハードが未発達だった時期の考え方でしょう。そろそろ見直してもいいんではないでしょうか?
それはそれとして、スポーツマンって、飛行時間、機材ともに手頃です
それでもって、正確に飛ばそうとすると、めっちゃ難しい
難しいけど形は単純だから、修正すべきところは発見し易い
ゆえに修正の練習がし易い
練習すれば結果が現れる
修正できれば、次の修正点へ進める
という具合にToDoが明確です
本来修正すべき点に気付かず、複雑な演技を重ねていく毎に余計に修正点が絡み合って訳が分からなくなる。そういう方も多いのではないでしょうか?
知らず知らずに癖が出ます
癖は自分では気付きません
そんな時はスポーツマンで整理するってのが良手です
Prop後流考 [F3A]
エンジン仕様の練習機を電動仕様にして飛ばしたり、他の同様な機体の飛びを見て感じたのは、電動仕様機の方が明らかに機体が揺れ、落ち着きが無いということです。一般的な仕様の電動機はエンジン機に比べて大径のペラを使っているので、この辺にヒントがありそうです。私の実例をあげると、セレステ(高翼機)を電動仕様にして5セルで12X10のペラを9000RPM程で飛ばしましたが、とにかく宙返りが儘ならない。特にパワーを掛けるほどに思わぬ方向へ機体が行ってしまい、全然円にならないのです。逆にハーフスロットル以下で上昇するぎりぎり位のパワーで宙返りをすると素直に円が描けます。結局この機体は12X6のペラでパワー8掛けになるようにして飛ばすと、実に素直に飛ぶことがわかりました。なんでもパワーで押しちゃえばイイってもんじゃないわけで、元はエンジン機の25~32クラスの設計でペラ径9~10インチを想定していますから、そこに12インチでは機体に対するプロペラ後流の影響が大き過ぎました。2inch(5cm)以上もの違いがありますから、このペラが機体に与える影響の範囲は相当に大きなものになります。機体自体の性能をスポイルする範囲が大幅に増えるので、機体の自律安定が低下したように感じるのでしょう。
さて、プロペラ後流(乱流)が機体の安定に大きく関わっていることは、体験上分かりました。ならば機体を安定させるにはどうすれば良いのでしょうか?
①ペラを小さくする
②尾翼を大きくする
③胴体を大きくする
④胴体からプロペラを無くす
①は必然的に推力低下を回転数またはブレードの枚数増で稼ぐことになるため、騒音の問題が出ます。実機では騒音対策をした多ブレード機がありますので、これも研究対象ですね
②と③は風見との兼ね合いが生じますが、無難といえば無難な方法です
④は①と絡めて多発化が考えられますね
あちら立てれば、こちら立たず。
ちょっとだけ [F3A]
いつもの事ではありますが、ネット上での意見を読んで、さも自分が当事者の如く振舞う方が出てきますが、それは笑って流してやってください。そしてそれを聞いた貴方は同様の拡散をしないでくださいね。お願いしますm(__)m
F3A日本選手権大会見学 [F3A]
やっぱり違う [F3A]
シーラインはOSの490KVモーターなのでKV値が低く、5セルでは17x10以上のペラでないと能力が発揮できません。しかし水上機ですから16インチ以上のペラは使えませんので、止む無くAPC16x12を15x12にダイヤを詰めて使っているものの、推力はイマイチ。しかも下りが早く、スロットルコントロールとのリニアリティに欠けてて、至極難しいのです。機体の調整は出来ましたので、ここは何とかしたいですね。「あの手」と「この手」と「その手」を試すつもりです(笑)
機体の調整は出来たというものの、この機体、設計について疑問点が1つありまして、それは何かといいますと「ラダー」面積です。なんか妙に幅広なのですが、実際に飛ばしてみると効きが悪い。正確にいうと小舵はピクピク入るくせに、舵角を増やしていってもリニアに効かず、抵抗ばっかり増えてる感じなのです。確かに今時のF3A機と違って胴体側面積は大きくはありませんからナイフエッジループするほどの浮力はありませんし、横ものやるには必要にして十分といういうところですが、ならば、ここまでの舵面が本当に必要なの?という疑問が湧くのです。水上機で最新のF3Aを飛ばして競技やるわけではなく、基本、横ものの軸の通りが良ければいいので、こんな不思議なラダーは見直して欲しいですね。ラダーがデカければ横ものが浮くわけじゃないのに、結構こういった勘違い設計の飛行機って多いんですよ~。シーハンター位のラダーでいいのになあ。ということで、降下からの引き起こしで、抜けの方向にかなり気を使う必要のある機体なんです。もしや、ペラを変えたらこの辺も少し緩和される可能性もありますけどね。
あの手この手その手のペラと、使えるものを探すのに散財しそうな気配です。やだなぁ~、でもそれ以上にスロットルコントロールが気持ち悪いので、解決せねば。
今、モーターはダイレクト駆動で全く問題なく飛ぶよ、という方に問いたい。
ほんとに問題ない?
ぼーっと生きてんじゃねえよ!!
どうしたもんか [F3A]
続、円 [F3A]
円 [F3A]
どうやったって、1/4円弧じゃないですね
悩んでます
どういう風にしたら1/4ループに見えるんだろう
半径を大きく描いてみようか
反対にUコンみたいにカクってやったらいいのか
でも優美さで点が出ないか
イヤイヤ…(-_-;)
参ったな