不自由さの先にあるもの⑤ [Tokyo Echo]
トーキョーエコーはまだ飛行回数は少なく、雰囲気を楽しむだけで闇雲に飛ばしている状態ですが、そろそろ夏に向けての準備をせねばなりません。エンジンは安定して使える目途がついたので、次回からは機体の調整を進めていきます。第一歩はエルロンディファレンシャルを付けるところです。ロールがバレル気味に回るので、少しでも線が出ればいいんですけどね。エルロン1サーボ仕様なので、今どきのプロポでの簡単設定は出来ませんから、サーボホーンへのロッド取付位置を変えることで様子をみます。それでも調整しきれないときは、アレだな(謎)
HGK21キャブ改 [Tokyo Echo]
まあ「改」って程のもんじゃないですが、一工夫してみました
というのも先日の記事のように、スロー絞りのガタをリンケージのテンションで補って、まあまあ安定の方向ではあったんですが、昨日のフライトでスローが突然かぶってエンストしてしまったんで、その対策をしておかないとコレからのフライトに安心して臨めないからなんです。ガタを減らすには、一方向にテンション掛けてやればいいので、コレをキャブの中に仕込みました
ホームセンターに売ってたバネの1番弱い奴です。あんまり突っ張り過ぎるとストッパーのネジが減っちゃうし、ストロークが重くなりスロー位置が決まらなくなるので、ほんの少しのテンションが欲しかったんです。一部切ってバレルの奥に置いてストッパーネジを付けると、おおー思った通りの程良いテンション。バッチリです
ついでに、重心位置調整に取り敢えず乗せたGPSロガーに替えて、釣具屋さんで調達した鉛玉を接着しときました
コレで安定運用できます!!
HGK 21キャブの謎設計 [Tokyo Echo]
HGK 21は始動性良く、よく回ります。ピストン、スリーブがアルミのくせにテーパー加工がされておらず、トルクが抜けると言う特徴?はあるにせよ、その構造から非常にクールなエンジンでして、他のエンジンに比べてヘッドの温度がかなり低くなってます。と言うことは高回転で使うことに意味があるってことですね。逆に高負荷下ではトルクが薄く使い難いとも言えます
それはともかく、エンジンの素性は良いのですが、問題は付属のキャブなのです。先般書いたように、取付部のエア漏れからくるスロー燃調不良の他、もう一点原因が分かりました
上の画像を見て違いが分かりますか?
そうです、スロットルドラムが左右にガタがあります。ここにガタがあると言うことは、つまりスローから中速にかけての燃調がガタの具合によって変わっちゃうんですよー
このキャブのスロー絞りはまゆ型の穴が開いたスプレーバーの外にスクリュー状に隙間の開いたパイプが嵌っていて、それがスロットルドラムの回転と共に噴出口が移動することによって、燃調が変化するようになってます。なので、そもそもこのパイプが嵌っているスロットルドラムが左右に動いたのでは、燃調自体が変わってしまいます。同様の方式を採用していたOSでは、ガタが出ないようにスプリングで一方向にドラムを押しつけていますし、他のメーカーでもドラムが飛び出ないようにプレートで押さえてたりします。それがこれではスロットルドラムを押さえているのはドラム固定ネジのみで、しかもネジがドラムの溝に対してかなり細いのです
と言うことで、不調の原因はわかりましたが、だからといってどうすることも出来ません。今、なんとか一定の燃調を保っているのは、リンケージでドラムの引っ張り方向にテンションを掛けて勝手にガタ方向に動かないようにしているからです。多分、このエンジンを使われた方は、みんなこの問題で悩んだんだろうなぁ〜(笑)
トウキョー・エコー初飛行動画 [Tokyo Echo]
トウキョー・エコーの初飛行動画を編集しました。
いつもより高く安全に飛ばしているので殆ど見えませんが(笑)
いつもより高く安全に飛ばしているので殆ど見えませんが(笑)
HGK 21調整 [Tokyo Echo]
キャブの取付部からエアーを吸っているようなので、シリコン処理しました。今日は風が強いから飛ばすのダメだけど、エンジン調整だけはしておきましょう
と言いつつ
なぜかマスターJrも載ってる
2回だけ飛ばしました!さぶい!!
でエンジンの方ですが、あんまり変わんない?でも無いか。でもやっぱりキャブ閉じてるのにスローが続く。相変わらずスロー絞りは敏感だし、最スローで合わせると中速がメッチャ薄くてエンスト。とにかく間を取って吹かした時に止まらないよう慎重に調整を重ねました。最終的には最スロー2200rpmからでも良好な吹き上がりでOK
あーさぶい!!
トウキョー・エコー初飛行後 [Tokyo Echo]
HGK 21がキャブを全閉にしても止まらない件
そーいや思い出しました
40年前に車で使ってた時、模型屋の兄ちゃんがキャブの取付部のとこにシリコンでコーキングしてからキャブに付けてましたっけ。確かに室内でゆっくりクランクすると、わずかにキューッとどっからかエアーの漏れる音がしてます。コレだな
って事でキャブ取付部に薄くシリコン打ってから取り付け直しました。おおー漏れる音がしません。しかしなんでここに始めからシール材が入って無いんだろ?まぁそんなもんか
それからネタですが(笑)大きめのエンジンを載せた上にメカも軽いのでかなりのノーズヘビー。テールに重りを積むんですがちょうどいいのが見当たらず、取り敢えず飛ばしたかったので、棚にあったGPSロガーを突っ込んどきましたぁ〜
トウキョー・エコー初飛行 [Tokyo Echo]
今日の天気予報は昼から荒れそうだったので、早めに飛行場へ向かいます
そう、トウキョー・エコーの初飛行ですよ
先ずは画像を確保
そしてエンジン調整から始めます
HGK 21ですが、前回回してからちょっと経ったので慎重にスロー調整します。が、スロットル閉じてもスローが続く??どっかからエア吸ってますねえ。スロー絞りは一コマの半分が欲しいくらい敏感です。ペラはヨシオカ9×5.5で11600rpmもう少し絞れますが、エンジンとタンクが少し離れてるので、濃い目にします。1タンク回ったところで、だいぶスロー側が安定してきたので飛ばしましょう!
いざ〜!!発進
ラダー無しノーズギア固定なので真っ直ぐ走ってくれることを祈りつつ!離陸を待ちます。上がらん!なかなか上がらん!
滑走路の端が近づいて来ます。うーんヤバイか!?ってところでなんとか離陸しましたぁ
良かった良かった。上がってしまえばこっちのもの。トリム合わせて大きめにターン
いやいや至極スムーズ
ラダー機と違ってスピードに乗った綺麗な旋回です。しかもエルロンを足したり減らしたりしなくても、一定のバンク角を保っています。もちろんそのままでは高度は下がりますので、適度にスロットルワークで合わせますが、とっても楽です。ええわぁ〜。取り敢えず初飛行は感じを掴むことに専念して、早めに降ろします。着陸へのアプローチも勿論安定してます。ちょっと早めの速度でしたが、スロットル煽りながら無事スムーズに着地しました!!よっしゃあああああヽ(´▽`)/
久しぶりに心臓バクバクしましたわ(笑)
トリム分をサブトリムに置き換えて、舵角を2割増やして、ニードルを2コマ開けて、2回目のフライトを行います
続く
トウキョー・エコー [Tokyo Echo]
某誌の記事でも有名なNKMRさんにお願いしていた
「トウキョー・エコー」が届きました!!
飛行機の梱包って大変なんすよ。私も何度かやりましたけど、雑に扱われても壊れないように考えて補強を入れたりしますので、ほんと手間が掛かります。お疲れ様でした。ということで厳重な梱包を、まるでマグロの解体をするかの様に解きまして、無事出て来ました!!
エンジン載せて全体イメージを
エンジンはHGK21を使います
今日はマウントを取付けて終わり。手持ちのサーボ在庫切れで新規発注したので、それの到着待ちです。しかしラダー・エレベーターへのリンケージが無いと、ほんと楽だわ(笑)当たり前だけど…