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グライダー考① [グライダー]

模型趣味をやってると、最後に行き着くのは蒸気機関車か帆船模型とはよく聞きますが、ラジコン飛行機の場合は、グライダーと言われているとかいないとか(笑)
ま、でも実際、自然の力を借りて飛ばして楽しむ、というところでは様々な条件が入り込み、見て、聞いて、感じて、考えて、指を動かす、その結果の飛行する喜びと言うんでしょうか、深くて楽しいですね

さて、そんなこんなでここ2年ほどグライダーにハマっているわけですが、気の短い性格の私はスロープ中心になるのは仕方のない事。しかしこの度ORION V2というオールラウンドな機体を持つに至り、なるほどと今更ながら納得し、感動したことがあったのでちょっと紹介します
ハンドランチグライダーでも感じたことではあったんですが、今回はそこそこ重さのある機体ゆえ、その理屈がよく分かったということです。それだけ私が鈍かったということでもあるんですけどねー(笑)

【重心位置と尾翼の役割と可変キャンバー翼】
サーマル系のグライダーの場合、動力機では考えられないほど後方に重心位置があります。ここが動力で前進することによる揚力で飛ぶのと、自重で落下する事で前進し揚力を得る滑空機の大きな違いですね
例えばこのORION v2は主翼中央部での翼弦が244mmありますが、重心位置位置は前縁から135mmにあります。主翼形状は実質後退翼ですのでそれを踏まえてもかなり後ろにあるなぁという印象です。当初重心位置120mmからスタートしたのですが、グライド時のトリムを合わせて上空から45度の角度で降下させると、かなり頭が上がります。重心位置を少しずつ下げていって降下中にその降下角度を維持するような所へ調整しました。この結果、グライド時のトリムのまま速度が上がっても機体はピッチングする事なく、安定した飛行が可能となりました
良くある一般的なグライダーと称するものは、速度が上がると機種が上がり速度低下→失速→機首下げ→速度上昇→機首上げ、というピッチングが繰り返されます。そこを操縦でかわすよう指示されているわけです
ところがORIONのセッティングだとピッチングが出ません。なぜか?

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