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水上機入門 離水調整 [水上機]

前回の続き「離水しない場合どうするか?」
まず前提は「陸上機として飛んでいる機体に、推奨のフロートを付けていること」。それ以外の場合は、確認すべき要素が多過ぎてここでは纏まらないので除外します。

丁度良い事例がありました
前回のプレーニング中の画像です
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実は、この時初めて水の上に浮かべた機体です。雪の上では何度も飛ばしており、フロートを履いた状態でも浮力があって低速性能が頗る良い機体でした。ところが浮くと思われたスロットル位置になっても浮かない。相当距離を走っても浮かない。更にスロットルを上げても浮かず、思わずエレベーターアップで、水面からぴょこんと離れたのでした。

このプレーニング中の画像をよく見直すと、主翼迎角があまりついていません。ところがフロートは前上がりになっていてテール部が水面についてしまっています。要は飛び上がるのに十分な揚力を得るための迎角が取られていないのですね。

このような場合の改善方法としては①フロートの取付角を減らすことです。更にもうひとつ。ステップが機体の重心位置に対して前だと、ステップ部分で滑走せずテールを引きずる様になります。ステップのところだけで滑走すれば最小の抵抗で、かつ機体のバランスよく走りますので、速度の上昇とともに揚力が増え、舵を打つことなく自然に浮き上がる筈です。なので①と合わせて、②ステップ位置を後退させること、で改善がみられるでしょう。

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