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機体の調整 [F3A]

機体の調整についての私の考え方は

「正面の巡航水平飛行で航跡が進行方向に真っ直ぐ飛ぶこと」

そこがスタートです
基準がないと戻る場所が無くなってしまうので

先ず重心位置、それとスラストのアップダウンで、スピン、スナップ、垂直上昇、降下からの引き起こしの状況、ナイフエッジの癖を見ながらバランスの良いところ(癖が最少となるところ)を探していきます。もちろん重心位置によって舵の反応が変わりますので舵角を変えながらです。サイドスラストは水平飛行の姿勢によるので、上の設定が出たところで、水平巡航飛行で真っ直ぐ飛ぶように取り直します。ラダーはあくまでもニュートラルでトリムは触らないことが肝要。垂直上昇で左にとられないようにサイドスラストを取るという方がいますが、垂直上昇で左に行くのは当たり前と考え、それは指で押さえます。そうしないと水平飛行で右へ曲がる飛ばし難い機体になってしまいます。機体の調整って総合的に考えますので、一つのことに注目してその癖を取ると、必ず他のところに影響が出ます。癖の無い機体なんて無いので、全体的に極端な癖が出ないような調整を目指します。

最も重要で最も影響のあるのは重心位置です
私が好んで選ぶフライングテールの機体は重心位置の変化によく反応します。適切な位置にないと非常に飛ばし難く、いろんな癖が出ます。エレベーター式の機体はそれを或る程度隠してしまうようです。機体本来の性能を考えれば、いずれも適正な重心位置を求めることが大事なのには違いはありません

正面水平飛行で真っ直ぐ飛び、垂直上昇では次第に左へ曲がり、背面水平飛行で右へ、垂直降下では次第にアップ側へ、というのが標準です

ここから背面飛行や宙返り(正逆)でのロール方向の癖取りをして、ようやくパターンができるスタートラインに着いたことになります。この後、演技に応じた舵角、エキスポ、ナイフエッジ、スロットルカーブというプロポ側の調整を行っていきます

とにかく「総合的にみて」大きな癖なく素直なのが飛ばし易いので、そうなるように設定しています

偶に他の方の機体を飛ばすこともありますが、バランスの取れていない機体がすごく多いです。先ずはトリムがあっていない、舵角が多い、エキスポが多い、重心が前過ぎ、スロットル過敏。最近の機体はラダーが物凄く効くのでトリム1コマずれてるだけで飛行コースが曲がって飛んでしまいます。皆さんエルロントリムは合わせるものの、ラダーのズレに気付かず苦労して飛ばしているようです

パターン飛行の前に、水平飛行で真っ直ぐ飛んでいるのか、よーく確認したほうが良いです
胴体は熱でよく曲がるので、陽に当てないようにしましょう。真っ直ぐ飛ばなくなります

(追記)背面飛行、正宙逆宙でのロール癖。修正の仕方はご存知ですよね?


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コメント 1

tamk

ありがとうございます。

細かく記述いただき、大感謝です。
もう一度、自分の機体、チェックします。


by tamk (2017-08-08 10:31) 

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