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DS解説 [グライダー]

動画だけでは解らないと思うので、きちゃない図ですが、これで説明します。
風は左(北)から右(南)へ吹いています。
DSライン.jpg
黄色線が前回の飛行コース。赤色線が今回の飛行コースです。前回は丘のピークを超えてリッジのリフトを受けながらターンし、風下側へ回り込みましたが、今回は丘のピーク手前でターンしています。
その意図するところは、リッジのリフトを受けると機体は上昇しますが、その結果として速度エネルギーを消費してしまうことになります。もちろんDS開始時には、先ずリッジのリフトで高度を取ってから、降下することで速度エネルギーに換えるのですが、回り始めてからは、高度が上がり過ぎてしまうとその間は速度ロスが発生することになります。そのロスを減らすためです。
ターンの途中、つまり機体がナイフエッジ状態にある時に最も風が機体に当たりますので、そのタイミングで境界層の上を通過する様にします。ターン後に降下して境界層を通過すると、風下側斜面に巻き込む風に入りますので、そこで引き込まれながら上昇に転じます。そしてまた境界層を突き抜けたタイミングでターンとなります。
上手く風を使えば、速度がどんどん上がる筈ですが、なかなか同じコースを飛ばすことが難しく、速度が上がったと思えば失速。上がったと思えばまた失速の繰り返しで、なかなか継続できません。スロープに高度があると、まだ余裕があるので継続して回せると思いますが、高度がないので少しの失敗が即失速に繋がります。故にここはDS練習場というわけですが(^^ゞ

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