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コントラの進む道 [ラジコン]

ポルコさんのコントラ70機を少し飛ばさせていただきましたので、感じたことを一旦整理しておきます。

先ず、ここでは機体全体の性能、特性については書きません。というのも未調整で自分の手に馴染んだ機体ではありませんし、僅か2〜3フライトでは正確に評価できないからです。それでも書き留めておこうと思ったのはポルコさんとのコメントのやり取りで、当日はさほど気にしていなかったことが、実は大切なポイントだったと気付いたからです。

尾島で1回、クロスで2回のお試しでしたが、特に最後のフライトでは、かなりなパフォーマンスの可能性を感じました。最大のメリットは速度のコントロールが抜群にやり易い点です。電動機は、負荷が掛かると回転が落ち速度も直ぐ落ちる、負荷が減ったら回転は上がるが速度の変化は遅れて発生する。このタイムラグが電動機が飛ばし難い所以で、そのタイミングを見込んだスロットルコントロールが出来るかどうかが攻略のカギと言えます。そのタイムラグを少なくすべくあの手この手、ダイレクトモーターからリダクションシステムやら、多翅ペラやら、ESC設定やら、プロポ設定を調整していくわけですが、この中でコントラが最もタイムラグが少なく、対処がし易く感じました。

ハッキリ言って効率面ではコントラはけして良いとは言えません。が、むしろそれが適度な抵抗感となり、常に僅かなパワーオンで飛行するところから、機体の座りの良さに繋がっています。スロットルを抜いた時にスッと速度が落ち、スロットルを開ければリニアに速度が回復する。これは各舵の反応にも影響し、常に一定のレスポンスが得られることに繋がります。2枚ペラですとどうしてもスロットルオフでの空走感、舵の抜けた感が出て、姿勢が不安定になります。コントラは常に空気を掻いてる感、掴んでいる感じで、スカスカ感がありません。フルサイズコントラでは直進性に難ありという評価が出ていますが、少なくとも私が飛ばしたコントラ70はそんな事は無く、むしろ貼り付き感がかなりあって、目指した方へキッチリと機体を走らせることが出来ました。

最初は興味本意で飛ばしてみたものの、このグリップ感は得がたいものがあります。かなりの可能性を感じました。まだ試作第1号で、耐久性を含めて改善すべき点はあるのですが、きっと近い将来強力な武器になるでしょうね。最大の問題はペラが無い点でしょう。カーボンで18インチのものがあればイイんですが、今のところ皆無なのです。

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