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2017カシオペア小型飛行機スタント大会後記 [大会]

さて、前日当日の様子は速報版でざっくりとブログアップしましたので、画像中心に見ていただくとして、今大会での反省、感想等をつらつら(だらだら?)と書きます。

大会前日の土曜日は、予定通りお昼前に会場入りし、1時間半ほど休憩してからの練習飛行となりました。ここ大事でして、車で長距離走った後は神経の興奮、視神経の疲労、三半規管の暴れがありますので、平衡感覚の狂いからくる機体の見え方とのズレ、操作の荒れが必ず出ます。なので安静にして身体を落ち着かせてから飛ばさないと、折角の調整練習の意味が無くなります。午後からの飛行ですので何フライトできるかわかりません。この時点で、今日は1フライトだけと決めてフライトスケジュールを考えます。大会直前に、ほんとはやっちゃいけないフライト後のモーター脱着をやってしまったので、スラストのズレの確認を行うことが第一優先でした。次にフレームの確認を行います。初めての飛行場ですから、センターポールの位置と高さと見え方、左右フレーム位置、背景との関係、太陽の位置を確認していきます。この間、トリムを取り直してから1パターンをやって速度と距離感の確認をしました。この日は物凄く空気が重く、機体が走らないのに浮きが良くて、エレベータートリム3個ダウン。サイドスラストは気持ち右に多かったので、ラダー左トリム1個入りました。ここからは機体は触らないようにして本番に備えます。前日練習には26機集まりましたので、2フライト目は厳しいかなと思いましたが、幸運にも、もう一回1フライト2パターン飛ばせました。ちょっと入れ込みすぎて草臥れてしまいましたが、本番想定して集中できたのは良かったです。


さて大会当日。出番は4番目。
なんか大会ではいつも早い出番ばかりで、もう定着してしまいましたね。諦めます。しょうがない。
夜半雨が降ったようで、空気が湿っていますが、昨日のような重い感じではありません。お日様も照ってどんどん湿度が下がっていきます。8時開門受付。入場~開会式~全体写真撮影の間にかなり空気が乾いてきました。風は微風ですが方向がくるくる変わり定まりません。が、まあ飛行に影響のあるような風ではないです。太陽の位置は左後ろなので機体はよく見えます。暑い、暑い。朝からこんな暑くては大変。といいつつ出番です。まずは離陸。グラウンドなので土の滑走路です。ややタイヤが沈んで抵抗になって初動は鈍いものの、走り始めればスピードの乗りは良いです。その点を考えて、滑走中にスロットルを絞って滑らかに離陸させようとしましたが、そこはそれ、本番で気合が入っているから抜きが足らず、やや勢いついて上がってしまいました。せっかく風が無いのだから実機の如く重々しく離陸したかったのにね、残念。とか思いつつも上昇角を一定に保つこと、バンク角を一定に、一発でいい距離に持って来るように慎重に旋回します。ターン後デッドパスでトリムを確認しますが明らかに昨日より空気密度が低く、機体が沈むのでトリムを1個アップ。空気の掴みが悪いので速度も気持ち上げます。速度が上がる分、昨日の距離で飛ばすとせせこましくなるので、5m程遠目のコースにしました。更に実は伏線がありまして、昨日のエンジン機の飛びを見ていてやはりこじんまりと纏めるよりも、スムーズさ、線の太さ、つながりを綺麗に持ってきたほうが、見ているほうは気持ちがいいなと思ったので、ほんの少し大きめに演技しようと思っていたのです。角宙は入りの垂直上昇でちょっと被り気味、上辺下がり気味、引き起こし下がり気味でしたね。1/2リバースキューバンは引き起こしのアールがややきつくロールレートも早くなっていました。やはりここまでは昨日の感じを引き摺っていて、そこから気持ちパワーが入ったためと空気が軽いため機体の動きが早く出てしまいましたね~。ロールは早くスタートしすぎて、センター合わせようと思ったら舵のタイミングが大幅にズレてしまって手前に曲がってきてしまう大失敗。ガビーン。ストールターンはダイナミックに行こうと思って1拍登らせ過ぎ。ループは2時~12時にかけて潰れ気味。1/2角宙はまあまあ。逆宙はやはり2時~12時が潰れ気味。インメルマンはまあまあ。コブラはちょっと頂点でパワーを抜き過ぎで直線がしっかり出ていなかったな。って感じで微妙に抑えきれていない感じでした。ターンして一旦パワーを抜いて速度調整をして、再度適度な速度に戻してから、コースに乗せて2パターン目。1パターン目はパワーをかけ過ぎて暴れ気味だったので、いつもの速度感で、ただし少しダイナミックに丁寧にを心がけようと思ってスタートしました。ロールは1回目よりまっすぐ行きましたが、センター狙い過ぎてレートに変動があったかな。他はまあまあ。やっぱり円ものの正確性が足りないですね。ほんと難しい。着陸は3ターンからの直線を出そうとして遠くに持って行きすぎ。普段練習していないからダメですね。行き当たりばったりでは正しい着陸姿勢が取れません。これからは意識して練習します。それでもセンターに接地させることと翼を揺らさないこと、一定の高度で降下することに気を付けてほぼセンター接地。機体が完全停止するまで直進を維持しました。
ということで、3名ジャッジで素点トータル598.5点いただきました。自分が思っている正確性が出なかったのは残念ですが、練習の時から出来ていなかったので、言い換えると練習通りの飛びになったということです。はっきり言って現時点でこれ以上の演技は出来ません。なので私は大変満足です。これ以上の点数を出すためには普段の練習の質を上げて、正確性を徹底的に求めないとダメです。やはり練習で上手くいかないものは本番でも上手くいきません。大会って自分が今できる飛びを発表し、それを客観的に確認できる場なので非常に有意義です。いくら自分は正確に演技しているといっても、それが本当に正確かどうかなんて判りません。ジャッジが正当に判断される大会が唯一、自分の感覚と現実とのギャップを埋める機会なんです。
ということで、大変価値のある大会でした。
主催者のカシオペア加藤さん、会場を貸していただいた豊岡市さん、暑い中ご苦労いただいたジャッジの皆様、同行参加いただいたポルコさん、そして参加された皆様。本当にありがとうございました
また次回お会いして熱いフライトをしましょう(^^♪

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