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水上機入門 続機体編 [水上機]

先に書いておくべきでした。水上機の動力をどうするか?
私は電動機に限ると思っています。いやいやエンジンじゃなきゃやる意味がない!て方は、飛ばす場所が相当限られることを覚悟しなければいけないと思います。年に一度、いや数年に一度できればいいってのならば、それでもいいですけど。
今、私が飛ばしているところは全て発動機、つまりエンジンのついた船は航行禁止になってます。手漕ぎか電動のみOKなんですね。模型も同様です。これがエンジンでもできるところとなりますと、近場には見当たりません。地方でもそういう状況なんです。エンジン機が出来るようなところは、騒音と油汚染の影響が少ない、かなり開けたところ、大型河川か大きな湖になります。そういうところは風が出ると途端に波が立ちます。風と波の両面で安定性が損なわれますから、それなりの機体と操縦技術が必要です。水上機の醍醐味って離着水にあるわけですから、それが難しくなる気象条件では楽しさ半減ですね。しかし自然相手のことなので、そういう日もあります。せっかく来たからには何としてでも飛ばす!!てのも分かりますが、事故っては元も子もないので、諦めて美味しいもの食べて観光して帰りましょう。

環境への配慮を考えたら、電動一択だと思っています。水辺って音が反響するから余計に煩く感じます。この場合感ずるのはフライヤーではなくて、周りの第三者にとってという意味です。電動のメリットは静か、汚れない、エンストしない、道具が少ない、パワーが如何様にでも設定できる点。デメリットは充放電の手間がかかる点だけですね。ひっくり返ったら水浸しというのはエンジン機も一緒ですからデメリットとは言えませんし。

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私が飛ばした水上機 [水上機]

今まで飛ばした水上機達の紹介をします。画像が残ってるものだけですけど(^^♪

かなり記憶が曖昧なんですが、2機目の水上機だと思います。テトラのオリゾン50にエンヤ53-4Cを積んだ機体で、シルキーコートに塗装仕上げです。フロートはEZフロート。このフロートは、発泡とスチレンの隙間に水が滲みて段々重くなるのと、角が丸いのでどうしても水面に吸い付きます。いわゆるキレが悪い。更に取付ピアノ線がたわんでボヨンボヨン。でもどんな機体でも簡単に水上機に出来るって点ではありがたいフロートでした
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実はこの時40ツインのアルバトロスもあったのですが、海外スケール機の洗礼を浴びまして(笑)潜水艦化するだけで離水せず。たまたま波に蹴上げられて浮いた!と思った瞬間失速ボチャーン!一回修理して再チャレンジも、またもや同じ結末。そのまま模型屋さんの棚に乗ったまま、模型屋さんも廃業。今どうなっているのだろうか?

テトラのツインホーネットにOS15FPで非常に気持ちよく飛びます。フロート付けても軽快に飛んで楽しめました。楽しみすぎてフルスピードで水面に接触し粉々になりましたけど。さすがに水上機のテトラでして、文句の付けようがありません
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K&Sのシルキーウインドにオプションのフロート仕様です。これもとってもスタイルが良く飛びもなかなかです。が、細身のフロートはコンケーブが深く吸い付き気味なのと、横風が入ると引っかかってでんぐり返ります。またフロート合わせ目が少しのショックで剥がれて、口の開いたスリッパ状態になります。格好はいいんですけど形状と構造に問題がありましたし、なんたって物凄く重かった
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自作スチレンペーパー製お池水上機のポンドボーイ。これはめっちゃ良く飛びます。雨上がり飛行場の水溜りでも飛ばしました(笑)波があって飛ばせない時はハンドリリース〜ハンドキャッチしてました。って何のための飛行艇?
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同じくスチレン製のレイクバッカニア。ちょっと小さく作りすぎて翼端失速スピンの嵐でした。最初はプレーニングすら入らず、よい船底の研究になりました。これ見事なプレーニングでしょ?
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グレートプレーンズのARFカタリナ。よく飛びますが、やはりスケールですから波があると頭から突っ込みますし、第二ステップまでの距離が短いのでどうしてもピッチングします
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奥側がK瀬さんからいただいた、重さ10kgは優にあるビーバー。電動10セルで飛行性能は抜群ですが、フロートに難あり。ステップ前後の角度、ステップ位置等検討の余地ありのままお嫁に行きました。
手前がレニアー飛行艇OS52搭載。余りに面白みのない機体でオク逝っちゃいました
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ビーバー
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OK模型キットのキャバリーノスプラッシュ。よく飛びます。これも水上機入門には最適です。よく飛びすぎて全速垂直降下からの引き起こしで水面に突っ込み、粉になりました(泣)
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ICON A5で結構大きいです。1800くらいあったかな?これについてはブログで書いたとおり
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水上機でトルクロールをと思いE-フライトのカーボンカブ。フロート履いたら重くてダメ!!水上機としては全くおもろない
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ポルコさん作、テトラの二式水戦90は5セル4600mAHの電動仕様です。これは水上機としては傑作の部類に入るんじゃないでしょうか?安定性、運動性、フロート性能、全てバランスの取れたいい機体です。この機体の動画をよく見かけますが、飛ばし方がちょっと違うんじゃね?て感じです。単フロートは急激にスロットルを入れると半トルクで傾き翼端フロートを引っ掛けやすいのです。スロットルは機速に合わせ丁寧に上げていくのと、離水するまでエルロンをしっかりコントロールして水平に保つのが、この機体をきれいに飛ばすコツです
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埼玉に行ったとき、隣のN村さんは私が飛ばしていたのと同じ型のビーバーでした
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こちらもポルコさんに作っていただいた、テトラシーライン80電動仕様。全塗装鏡面仕上げで、もったいないので神棚に飾ってあります(笑)
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これは・・・水上機?? 
いや、バッテリーを落っことして明石海峡に不時着水したステージ(泣)
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いつでもどこでもTideWave。最多稼働率を誇りましたが、最後はなぜか地面に激突!!お団子になりました
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ラジ技でもお馴染み、N村さんから譲っていただいたStick Fli Seeはリポ2セル850mAHブラシモーターギヤダウン。必要にして十分なパワーで水面を撫でる様に飛ばすのが楽しい。癒されます。画像のような景色の良いところで、鳥のさえずりを聞きながら水上機の醍醐味を堪能できます。正に贅沢な大人の趣味ですね
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久しぶりにキットから作ったカシオペアのセレナL。そもそもENYA35-4Cの為に作った機体ですが、冬の雪上機としてカシオペアの800フロートを履かせたら大変よろしい。なので琵琶湖で水上機デビューしました
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こちらに来て水上機を自由に飛ばせる条件が揃ったので、景品でいただいたセレナLtを水上機にしようと企みました。最初水陸両用にしようと思いましたが、どっちつかずになると思いとどまり、水上機専用に仕立てました。垂直尾翼とエレベーターは作り直しました。手をかけたおかげで抜群の性能です。フロートも静水面での使用を考慮し、チョットひと工夫アリ
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機体製作の片手間で作り始めた小さいHydro Honey。クラシックなスタイルで無風ではとっても楽しいのですが、少しでも風が出ると大変。なので現在はcox02に換装して陸上機で楽しんでます
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以上、ご紹介した機体のうち手元にあるのは5機ですが、もう1機作ってるので6機か。大変だこりゃ(笑)でも水上機って無理しなきゃ壊さないので長く楽しめます。私が全損したのは3機ですが水面と喧嘩したのは2機だけです。気持ち良くなった頃が危ない!!σ(^_^;)

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TUNA-K sp 主翼 [TUNA-K Special]

またまた画像撮り忘れ

プランクまで行っちゃいました(^_^;)

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一応、細かい所ではスパーの間にカスガイを入れて剛性アップ

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前縁を鋭角にするか、丸めるか考え中

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水上機入門 機体編 [水上機]

どんな機体がいいの?

その前に、最初は避けた方が良いものを言っときます
①スケール機(特に海外製)
 実機をそのままスケールダウンした様なものは、、格好は良いんですが、水上機として一番肝心な離水性能に問題があり、まず楽しめません

②プッシャースタイル
 ①に準じますが、ピッチ方向の癖が強く出ます

③高翼機
 え?て思うでしょうが、風のある日は飛ばせません。水面をズーッと転がり続けます

選択のポイントは水面での安定性、離着水性能、飛行性能ですが、そうなると専用設計の水上機に勝るものは無くなります。自分で製作される方はテトラやカシオペア、OK模型の水上機を選ばれれば間違いはありません。でももっと手軽に安いコストで水上機をしたいですよね。

そんな時は①手持ちの機体にフロートを付けて水上機にするか②ARF機を購入することになります

先ずは①ならテトラか、カシオペアか、OK模型のフロートを使ってください。フロートの取付位置、角度を説明書どおりにしてください。自分勝手に適当に付けたらダメです(笑)

②は選択肢が殆どありません。お勧めはカシオペアのセレナLt-スプラッシュ
(あ、私はカシオペアの回し者ではありませんからね)
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少し狭いところでもできるTideWave(Water)。このままでも良いのですが、あるポイントを少し改造すると物凄く良くなります
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ちなみによく出ている(見かける)機体で気を付けた方がイイのは

A5のようにプッシャータイプはスロットルのオンオフで姿勢が変わり易いです。更にノーズの容積が足りないので潜水艦(波に潜る)になる。舟艇長が短いのでピッチングし易い機体です。格好は最高なんですけどね
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同じくデルタ翼で格好いいですが、水面に張り付き易いのと、どうしてもチョコマカして、おもちゃっぽいですね
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有名な機体ですが、やはり癖のある機体です。翼の位置が低いので水面での見映えが悪いのと、離水性能に難あり。これもノーズが潜り易い形状
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別に買うなって言う訳ではなく、初めて水上機をやる人が選択する機体としては、ハードルが高いかな?っていう注意喚起です

先ずは安全安心な機体で水上機に慣れて、それから自分好みの機体を愉しみましょう!!

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水上機入門 [水上機]

水上機を飛ばしたいって方は結構多いのではないかと思います。でも実際に飛ばしてる方はかなり少ないです。一番のネックになっているのは場所。離着水が余裕を持って出来る広さで、水面まで降りられる所、かつ空域も十分にあって周りに人家も人も居ないところ。普通そんなんないですよねぇ。動画に出てくるの見てても、こんな所でやったら絶対ダメじゃん!!みたいなのも見掛けます。大人なんだからそこはよく考えないとです。地元の水上機やってる方に聞くと、何処なら出来るという情報はありますし、出来れば一緒に飛ばすのが最良です。ただし、昔はよくあそこでやってた、とか、あそこならできるよ、という情報だけに頼るのは危険です。環境はしょっちゅう変わるので、昔の情報は全く役に立ちませんし、聞いた話とか自分が思ってるだけの情報はまずあてになりません。リアルでやってる方に同行するのが一番問題ないと思います。

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場所の特定は出来たとなると、じゃあ実際に水上機をやるには何を用意するのか?

①腕
冗談ではなくて、飛行機を安全に滑走路のセンターで離着陸出来る操作技術は必要です。なぜなら専用飛行場でしたら何かあっても周りに危険が及ばないような環境下にあるでしょうし、未熟なフライヤーには指導者が付くでしょうから事故の可能性は低くなりますが、水上機の場所は専用ではありませんし、知らぬ間に第三者が接近している可能性もあります。緊急時の回避操作も含めて安全にコントロール出来る技術は絶対必要です。ですから離着陸が覚束ない方は、まず専用飛行場でピンポイントで離着陸出来る技術を身につけてから水上機をやって下さい。万一事故りますと、ただでさえ数少ない水上機の飛行場所を更に減らしてしまう事になりますから

②水上機
当たり前ですが、水の上から発進し回収出来る水上機が必要です(笑)どんなのがオススメかは後ほど書きます

③回収手段
水の上ですから、ひょいひょいと歩いて飛行機を取りに行くことはできません。当たり前ですが。水面でひっくり返った(若しくは停止した)機体を回収する方法が必要です。電動でもメカトラはあり得ますし、オレは上手いからひっくり返るなんでことはない!という方もいるかもしれませんが、よくひっくり返ります(笑)想像以上に!!ひっくり返ってから、さてどうやって回収しようか?て考えちゃダメです。泳ぎが得意だからひと泳ぎすればイイやなんて、絶対ダメ。実は毎年のようにラジコン飛行機を取りに泳いで行って溺れる方がいらっしゃいます。楽しみが悲しみに変わらないようにしましょう。

回収方法は①手漕ぎボート②ラジコンボート③釣竿にボール、が主なもので、複数人で行く場合は①がいいと思いますが荷物が多いし準備が必要なので、ちょっと飛ばしに行くには大変ですね。②は私はこのスタイルです③は岸に近いところは簡単でイイですが、離れたところでは無力です

次回は機体の説明をします

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